●井上有沙先生(前橋協立診療所)

私は家庭医療専門医を取得後、元々興味のあった在宅医療を学ぶために医師6年目で在宅医療支援診療所に異動し、在宅医療専門医を取得しました。

 

そして、医師9年目、診療所勤務4年目の時、上司の勧めで2016年度のCFMDリーダーシップトレーニングフェローを受講することにしました。

 

CFMDのリーダーシップフェローには、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっていて刺激的でした。

特に印象に残っていることは、教育設計と組織マネジメント、教養・仲間づくりです。

教育設計を学んでからは、講義やレクチャーの際にデザイン(設計図)を重視するようになり、以前よりレクチャーが楽しく、わかりやすくなったと実感しています。

また、組織マネジメントの学習を通じ、職員に対するコミュニケーションやリーダーシップのあり方について、現在も学びを深めています。

フェロー中、さまざまな分野の課題図書や推薦図書がありました。全てを読むことはできませんでしたが、読書を通じて医学書しか読んでいなかった自分の世界が広がる経験はとても楽しいものでした。

また、一緒にフェローをした全国各地のメンバーとは、その後定期的な振り返りや学習を続ける仲となったことも大きな財産です。(私は、出産・育児で一旦離れていますが、落ち着いたらまた参加したいと思っています。)

 

CFMDのリーダーシップフェローは、運営スタッフの先生方・仲間達から生涯学習の楽しさを学ぶことができます。

キャリアに迷われている方は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

●田中啓太先生(いくわ診療所)

 私は、家庭医療研修後に、このフェローシップを受講しました。当時勤務していた病院で、家庭医療を志す仲間を増やしたい、指導環境を整えたい、というのが動機でした。私にとって大きなチャレンジでしたが、講師の先生方の手厚いサポートや同期のフェローのおかげで楽しく学ぶことができました。後に在宅フェローに進んだり、診療所所長として現在のキャリアに進むきっかけになったのもこのフェローシップのおかげです。

 学ぶ内容は、それまで学んできた臨床医学とは異なる分野なので不安もありましたが、こまめに先生方やフェローとミーティングを行ない、理論学習→実践→振り返り→実践を繰り返すうちに理解を深めることができました。少人数で進めていくため相談しやすく、見捨てられることもないので(笑)、私には有り難かったです。また、質改善や組織マネジメントに関しては、自施設に合わせた学習や実践が展開されるため、非常に為になることばかりでした。

 フェローシップ修了後は、今までにない広い視点で物事を見ることができるようになり、自分自身の知的好奇心が更に刺激されました。診療所所長としてまだまだ駆け出しですが、学んだことが活かされている実感があります。同期のフェローとは修了後も勉強会を開いたり、学会でワークショップを開いたり、今でも繋がりが続いています。このフェローシップを受講して本当に良かったと思っています。ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

 

 

●藤原昌平先生(あさひ町南大通クリニック)

フェローシップを受講したのは10年程前ですが、医師20年目を過ぎた今振り返ってみて自身のキャリアに大きな影響を与えたと感じています。端的に言えば新しい視点・視座を得る機会となりました。

 フェローシップのなかでは教育設計・質改善・組織マネジメントなど様々なテーマを学ぶ事が出来ましたが、それまで臨床+ベッドサイドティーチングに限定されていた視点が拡がり目の前にある問題を多角的に捉える事が出来る様になりました。またバラエティに富んだ講師陣の方やフェローシップ同期生との修了後もつづく継続的な関わりの中で立場や組織や価値観の異なる人たちの視座を通した捉え方を知る事で、自分自身がマネジメントを行う時に偏った価値観・考え方に陥る事が減りました。

 最もフェローシップの中で良かった事は、短期的・中期的・長期的に自分のキャリアを考える機会があった事です。それから自分自身のキャリアの中で大切にしたい事を考え続ける事になったのですが、数年前に8年所属していた組織を離れる決断をした際に自身の価値観に沿った選択を行う事が出来、おかげで現在とても充実した日々を過ごしています。

 学びの視野を拡げたい、リーダーとして多角的なマネジメントを出来る様になりたい、自身のキャリアについて考えてみたいと思っている方は是非受講する事をお勧めします。