●宇井睦人先生(湘南鎌倉総合病院 総合診療科・緩和ケアチーム部長)
私がCFMDリーダーシップトレーニングフェローシップを受講したいと考えたきっかけは、教育技法・リーダーシップ/マネジメント・経営の基礎など扱われるすべての内容をほとんど学んだことがなく、「一皮剥ける」ことができるのではないかと思ったからです。そしてその考えは正解でした。
卒後年数が上がるにつれて教育に携わる機会も増えてきましたが、双方向性を含むレクチャーの基本原則は現在でもとても役立っています。
現在は役職が管理職になりましたのでリーダーシップ/マネジメントの重要性を感じることは日常茶飯事ですが、早い段階でそれらの基礎を学ばせて頂いたことは現在でも日常業務の基盤です。
ファイナンスは現在は雇われ勤務医で幸いなことに(?)あまり意識する機会はありませんが、今後事業を興してゆく時には必須になるでしょう。
大きな負担なく「他ではなかなか学べないけど、医療者とって重要な領域」を効率よく学べるコースとして、私もCFMDリーダーシップトレーニングフェローシップを推薦させて頂きます。
●髙木博先生(みぞのくちファミリークリニック)
医師10年目頃から、教育診療所で医学生やレジデントを指導する立場になりました。教育や経営、マネジメントをする立場にだんだんなってきたときに、2016年に教育診療所の所長を任されることになり、以前から興味のあったCFMD-LTFの受講を決めました。CFMD-LTFの1年間は診療所の所長として働きながら、教育・経営・質改善の三本柱について、家庭医療学をベースにどのように職場で生かせるかを自己学習を通して学びました。たとえば、教育については今までは見よう見まねでやってきたレクチャーを構造的にとらえて提供することができるようになりました。また経営については、いままで全く学んだことがなく初歩的なところから勉強することができました。質改善については、診療所の長年の課題であった待ち時間対策について、PDCAサイクルを用いて番号札を導入することができました。
CFMD-LTFは「『地域医療・プライマリ・ケアの開発に資するリーダーシップを涵養する』のにもっとも適しています。何より、熱心にサポートしてくださる講師陣の先生方が本当に心強いです。この場をお借りして感謝申し上げます。